”ガラスの崖”

”ガラスの崖”

今週から大学院の授業が始まりました。

ビジネススクール入学式の様子


私のコースは1回3時間のモジュール(科目)が5つ。
どれもこれも事前の宿題『リーディングリスト』が何冊も出され、
授業はそれらを土台にした議論が中心になります。
結構な量なのでドキドキしながら初回を迎えましたが、
どのクラスも半分以上はコースの概要説明などで平和に終了しました。

さて、モジュールの中には『調査方法概論』『リーダーシップ論』
『組織における学習・指導・コーチング』などがあるわけですが、
これらを語る上では、さまざまなバイアスやギャップを避けて通れません。
そのうちの一つがこの”ガラスの崖”です。

まず先に”ガラスの崖”について簡単に説明しましょう。
組織が継続的に経営不振に陥っている、離職が止まらない・・・
そんな危機的状況に直面すると、変化を求めて
女性やマイノリティを管理職に登用しやすいという理論で、
エクセター大学のMICHELLE K. RYANとS. ALEXANDER HASLAMによって2004年に提唱されたものです。

”ガラスの天井”を破って管理職に上ると、今度はガラスの崖のような危うい道を歩く・・・
そこから”ガラスの崖”と名付けられました。
その理由として、
・変化を求めるタイミングでは新しい発想や柔軟性が求められるから
・今までとは違うことを進めるには、延長線上の人材では難しいから
女性の方が感情やコミュニケーション力に長けるので団結に向くから
などが挙げられていますが、それと共に
・マイノリティがリーダーであれば失敗時に皆が納得しやすい
などのリスク回避の面もあると言われています。
何事も一筋縄ではいかない・・・。

これをチャンスと取るか、リスクと取るかは本当にケースバイケース。
人や状況、結果次第のようです。

10月4日、高市早苗さんが第29代総裁に選出されました。
イギリス出発前から気になっていたので、ニュースを見た時には「おお・・・!」と
感慨深いものがありました。
正直に申し上げると、わたくしは政治に詳しい方ではないのですが、
余りにもタイムリーな話題で、クラスでの討議にもってこいです。

リーダーは”典型的”の中であればあるほど良い一方で
これまでの型を破ることも求められます。

何かを成すたびに”女性初の””〇〇初の”という冠が
これまでの方々より少し多くなるかもしれません。

果たして高市さんに”ガラスの崖”は働いているのでしょうか・・・
答えは知る由もありませんが、日本が良い方向に進むことを祈念するばかりです。

ではでは今日はこのへんで!